初めてのビッド
　１ＮＴオーバーコール　 

１ＮＴとオーバーコールするのはスートでオーバーコールするのとは全く違ってきます。

　１ＮＴオーバーコール

　スートのオーバーコールと違ってＮＴのオーバーコールはかなり強い手でなければしてはいけません。それほ ど、切り札なしでトリックをとるのは厳しいのです。

　１ＮＴのオーバーコールは、ＮＴオープンするような手でビッドします。ただし、オ ポーネントのスートにアナーを含む３枚以上持っているべきです（オポーネントのスートをたくさんとられるのを防ぐためです。ストッパーと呼びます）
 
S ＡＪ７６
H Ｑ９
D ＫＪ７
C ＡＱ８５		 　　１Ｃ，１Ｄ，１Ｓオープンに１ＮＴ
　　（１Ｈオープンにはダブル=テイクアウトダブル）


　パートナーが１ＮＴオーバーコールをしたとき

　左のオポーネントがオープンしてパートナーが１ＮＴとビッドしたら、それは１ＮＴオーバーコールで す。パートナーは１６−１８ＨＣＰくらい持っていてかなり強い手です。こんなとき自分にはあまりＨＣＰはないでしょう。 バランスハンドのときはそのままパスします。もし ５枚以上のスートがあったらそれを２の代でビッドします。そのスートを切り札にした ほうが安全だからです。もし８，９点も持っていたら２ＮＴとビッドして３ＮＴへ誘うのもいいでしょう。 

　パートナーが１ＮＴでオープンした場合と同じ ようにビッドできます。

S Ｊ７６
H Ｑ９８６５　　
D ７
C Ｊ10７４		 ＬＨＯ　パートナー　ＲＨＯ　　あなた
 １Ｓ 　 　１ＮＴ　　　パス　　　？

　２Ｈ　（サインオフ）
S Ｊ７６
H Ｑ９８６５　　
D ７
C Ｊ10７４
 		 ＬＨＯ　パートナー　ＲＨＯ　　あなた
 １Ｓ 　 　１ＮＴ　　 ２Ｓ 　　 ？

　パス

S Ｊ７６
H Ｑ９８６　　　
D Ａ７
C Ｊ10７４		 ＬＨＯ　パートナー　ＲＨＯ　　あなた
 １Ｓ 　 　１ＮＴ　　　パス　　　？

　２ＮＴ （インビテーション）


　まとめ
　
＜オポーネントの１の代のオープンに対する１ＮＴオーバーコール＞
スートの条件 その他の条件
オポーネントのスートが強い
（Ａｘ，Ｋ10ｘ，ＱＪｘ、Ｊｘｘｘなど）
バランスハンド		 １６−１８ＨＣＰ (1NTオープンと同程度の強さ）

 
＜パートナーが１ＮＴオーバーコールをしたら＞

５枚以上のスートがない ５枚以上のスートがある
７点以下 パス ２の代で長いスートをビッド（サインオフ）
８-９点 ２ＮＴ（インビテーション） ２の代か３の代で長いスートをビッド
１０点以上 ３ＮＴ ３の代で長いスートをビッド（ゲームフォーシング）
（６枚のメジャーなら４の代でビッド）

※　１ＮＴオープンの場合とまったく同じに、ステイマン、トランスファーなどのコンベンションを使用する（システムオン）こともできます。あらかじめ、 パートナーとの間で確認しておきましょう。





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