コントラクトブリッジの礼儀
コントラクトブリッジは、礼儀、マナーを守ることを大切にするゲームです
ブリッジプレイヤーという誇り
紳士淑女のゲームですから- ブリッジをプレイする人は、同時にブリッジプレイヤーとしての礼儀をわきまえなくてはなりません。相撲をする人が相撲道を心得ていなければならないのと同じです。
- ブリッジを覚えたら、ブリッジプレイヤーの名に恥じない態度をとりましょう。ある意味、
マナー、礼儀は
ルールよりも厳格に守らなければいけないのです。
- ・テーブルにいる全員がブリッジを楽しめることが第一です。
- ・知識や経験をひけらかさない。上には上がいます。謙虚になりましょう。
- ・パートナーの失敗を責めない。自分に非がなかったか？と考えるように。
- ・オポーネントの失敗につけこんだり、揚げ足とりのような行為をしない
。
- ・周りの人の迷惑になることをしない
。常ににこやかに。
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オンラインでプレイするときは
- オンラインでプレイするときはネットエチケットを守りましょう。
- ・空いた席に突然割り込むのはマナー違反
です。席に座るときは、まず他のプレイヤーに「空いてますか？」「プレイしてもいいですか？」と断りましょう。
- ・パートナーとの協力が必要なゲームですから、
最低限のチャットは必要です。面倒でも会話しましょう。
- ・初めての場合は、
自分がどのくらいの知識があるのか、ないのかを、はっきりと伝えましょう。あれこれボタンを押して立ち去るなどは他のプレイヤーに対して迷惑です。
- ・パートナーのビッドやプレイが気に入らないという理由で
突然席を立っていなくなるなどは当然マナー違反です。少なくとも理由を説明し、相手の意見を聞く耳をもちましょう。
- ・教室テーブルなど、プレイヤーから技術面、評価等の希望がある場合を除いて、
観戦者はプレイヤーに意見せず、静かに見守りましょう。楽しみ方はひとそれぞれ。気になることがあっても極力黙っていましょう。
プレイ中の礼儀
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パートナーとの打ち合わせ
- プレイの前に、ビッドのしかたなど、
パートナー間で多少の打ち合わせは必要です。オンラインではパートナーのことをＰ
と書くことが多いです。
- オークションで
使う取り決めは経験の少ない方にあわせるのが普通。ペアのうち上級者の方が「システムは？」と尋ね、尋ねられた方は、「１NTオープンは１６−１８で、ストロング２オープン、ステイマンとブラックウッドがわかります」というように答えましょう。システムについてぜんぜん分からなければ、「ルールを覚えたばかりです」等の返事でも構いません。
- 格上のプレイヤーはパートナーに自分のシステムを押し付けないようにしましょう。
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はじまる前にご挨拶
- まずみんなが集まったら、ご挨拶。
「よろしくおねがいします」が普通でしょうか。
- そして、「５枚メジャースタンダードです」
などと、ペア間で使うビディングシステムについて、オポーネントに簡単に説明
します。オポーネントのペアが自分たちより経験が少ない場合、オポーネントの知らない取り決めはできるだけ使わないように
します。
- 初心者の人が多い場合は、ミニブリッジ（オークションを省略したブリッジ）の方が楽しめる場合もあります。
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プレイ中は行儀よく
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プレイ中、貧乏ゆすりをしたり、カードをだすときパチン！と大きな音を立てたりするのはマナー違反。喫煙等も他のプレイヤーを気遣いましょう。また、ビッドや
プレイ中に、驚きや喜びを表情やしぐさ、声に出すのはルール違反です。
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ビッド、プレイはテンポよく
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ビッドやプレイの度にあんまり考えるのはマナー違反です。他の人はつまらないし、考えていたことも忘れてしまいます。慣れた人の場合１回のブリッジは約７分で終わります。初心者の人でもビッドで５分、プレイで５分をめどに、
間違ってもいいから早くプレイするように、心掛けましょう。
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ダミーを開くとき「おねがいします」
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ビッドが終わって自分がダミーになったら、お役目終了。オープニングリードが出されたら、カードをテーブルに並べながら「お願いします」、「頑張ってね」と一言パートナーに声をかけましょう。
オンラインでは、「ｇｌｐ(=goodluck,partner)」が使われます。
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その後、席を立つときは、ディフェンダーの人に「ダミーをお願いします」と頼んでから行きます。
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ディクレアラーの人は「ありがとう」
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ダミーが開いたらディクレアラーの人は「サンキュー」「ありがとうございます」などと声をかけましょう。
オンラインでは、「ｔｙｐ」(=thankyou,partner)がよく使われます。
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そしてしばし一考。最初によく考えてから、あとはテンポよくプレイしましょう。
- パートナーを褒めよう
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ダミーで見ていてプレイが上手だった、ディフェンスのときパートナーのプレイが上手だったときは、プレイ終了後に褒めましょう。人間、褒められると元気が出るもの、上手なブリッジのためにはよいパートナー関係が大切なのです。
オンラインでは、「wdp」(=welldone,partner)がよく使われます。（本当なら、これはオポーネントに聞こえないようにやりたいものですね。）
- オポーネントの会話に口をはさまない
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プレイ後、オポーネントがパートナー間でビッドの調整などをおこなっているとき、たとえあなたが上級者であっても、横から口をはさんであれこれ教えるのはよくありません。
意見を尋ねられたときにだけ答えるようにしましょう。
- してやられた、より、お上手でしたね
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オポーネントのビッドやプレイが上手だったなら、機嫌を損ねたりせず、素直に相手を褒めましょう。
オンラインでは、「wdo」(=welldone,opponents)と言ったりします。
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観戦者は
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観戦は、必ず、プレイヤーに許可を求めてから
にします。プレイヤーの迷惑にならないように心掛けましょう。もちろん、見た手の内容を他のプレイヤーに伝えるような行為をしてはいけません（表情などにも出さないこと）
。オンラインでない通常のブリッジの観戦では、誰か１人のプレイヤーの後ろにずっと座るようにし、２人以上の手を同時に見てはいけません。
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別れるときはご挨拶
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さて、そろそろ終わりにしましょうか、となったら、「ありがとうございました」くらいの一言は添えましょう。
オンラインでは「ty＞all」(= thank you, all)でしょうか。
