ブリッジって何？（プレイ篇その１）
実際にカードを出してやってみて下さい！
プレイ篇その１−No Trump−
トリック（trick） - ブリッジでは、時計周りに１人１枚ずつカードを出します。
- そしてもっとも強いカードを出した人がこの４枚を集めて自分のものにします。この勝ち取った４枚１組のことをトリック（trick）
といいます。
- このとき注意するのは、２番目以降に出す人は、最初の人が出したのと同じスーツ（マーク）を出すこと。カードの強さは、Ａが１番強く、２が最低（Ａ＞Ｋ＞・・・＞２の順）ということです。
- 誰かがトリックを取ったら、今度はトリックを
とった人が次の最初の１枚を出します。これを手のカードがなくなるまで繰り返します。
- トリックをたくさんとる！
- ブリッジの目的はトリックをたくさんとる（勝つ）ことです。絵札を集めたり、役を作るゲームではありません。３２６７と出たなかで勝っても、ＪＫＡＱと出たなかで勝っても、全く同じ、１トリックは１トリック。出し終わったカードはそのあとのプレイにはぜんぜん関係ありません。
- ただただ、「何回トリックを勝ったか？」だけが問題のゲームなのです。
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パートナーは味方
- さて、ブリッジは２対２の勝負なんですから、自分だけ多くトリックをとっても、パートナー（向かいの人）が少なくては負けてしまうこともあります。ですから、パートナーどうし、お互いに協力することが大事です。
- 各トリックを、「自分たち（we）」がとるか、「相手側（they）」がとるか、それが問題なのです。
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やってみよう！
それでは実際にカードを配ってやってみましょう。
- ４人に全部のカードを配ったら、まず誰か１人が最初の１枚を出します。各トリックの最初に出すカードを「リード」
と呼びます。リードは手の中のどれでもかまいません。次に、その左隣、その隣、と、順番に
リードと同じスーツのカードを出して下さい。
- ４枚の中で１番強いカードを出した人がその４枚（トリック）をとります。
- そして、トリックをとった人が次の最初のカードを
出します（つまり、リードします）。
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トリックは全部で１３
- 各人の手には１３枚のカードがありますから、手に何もなくなるまでには、これを１３回繰り返します。つまり、トリックは全部で１３です。
- ブリッジは、全１３トリックのうち、
「自分たち」が何トリックとれるかを競うゲームなのです。
- 同じスーツがないときは？
- 遅かれ早かれ、手のカードが少なくなってくると、同じスーツを出したくても持ってない、という時が来ます。そのときは、
ほかのスーツのカードを出します。ただし、リードと違うスーツのカードは、
それがＡであっても必ず負けます。
- 最後までやってみよう！
- 手のカードが全部なくなるまでやってみましょう。最後は、皆同時に手のカードがなくなるはずです。
あなたは何トリックとりましたか？自分とパートナーをあわせると、１３トリックのうち何トリックとりましたか？相手より多かった？それとも少なかったでしょうか？
- カードを混ぜない方法
少し慣れてきたら、全部終わった後で、最初の配り方はどんな風だったか、他の人のカードも見てみたい気持ちになるでしょう。でも、勝った人がトリックを集めてとる方式では、４人の手がごちゃ混ぜになってしまって、元の手を復元することが出来ません。
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そこで、まず、カードを場に出すときは４人のカードが混ざらないように、場の真ん中ではなく手元に出すようにします。手に持ったままでもいいです。４枚の中でどのカードが勝ちか分かったら、各々、カードを裏向きにふせて自分のそばに並べます。
プレイが進むにつれ、自分側がトリックをとったときは縦、相手が取ったときは横に、少しずつずらしながら重ねます（左図）。これをみて、今までに何回勝って何回負けたかを数えるわけです。
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こうすることで、もともと自分の持っていたカードはそのまま自分の前に並ぶので、プレイが終わった後で、皆で見せ合ったり検討することができます。
さて、ここまでで、切り札がない場合のコントラクトブリッジのゲームの進め方を、一応説明しました。
次は、切り札について
説明します。日本語の「トランプ」という言葉は、本当はカードを意味するのでなく、これから説明する切り札（トランプ、trump）から来ているようです。
